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介護関係者はセミナーでスキルアップしよう! メリットと種類を解説
介護のプロといえど、業務上で「うまくいかない」、「どうしたらよいかわからない」といったトラブルに直面することもあるでしょう。事前にスキルや知識を学んでおくことは、仕事もスムーズに進めやすくなるため、メリットが大きいといえます。今回は、介護関係者のセミナーに焦点をあわせ、セミナーを受講する具体的なメリットや実際に行われているセミナーをいくつかご紹介します。
介護職のスキルアップならセミナーの活用がおすすめ
仕事でできること、わかることが増えるのは自分にとっても施設にとってもありがたいことです。そういった「スキルアップ」を目指す方法としては、「本で学ぶ」、「セミナーで学ぶ」、「自分で調べて知識をつける」、「先輩に聞く」などが考えられますが、そのなかでも「セミナー」はプロの講師が一定の時間をかけて目の前でしっかりと解説・質疑応答してくれるため、手早く着実にスキルアップするのにおすすめです。
介護における「セミナー」を受講する5つのメリット
1. ベテラン・現役の講師から直接授業が受けられる
セミナーを行う講師の多くは、介護職に従事している現役のベテランの方や介護者の育成に力を注いでいるような方です。そのような講師セミナーでは、現場の目線に近い、すぐに役立つ実用的なスキルが得られたり、具体的なスキル活用シーンなどの、経験に基づく貴重な話が聞けたりします。
2. わからないことをその場で質問できる
本やインターネットなどで情報収取を行っていると、正しい知識かどうかの判断がしづらいだけではなく、わからないことが出たときの解決策がなく、結局スキルアップにはつながらないということがあります。
セミナーでは目の前に講師がいるので、わからなかったことはその都度、もしくはセミナーの終わりに直接質問して疑問が解消できるので、得るべき内容がきちんと正確に理解できるでしょう。
3. 受けるセミナーの種類によっては資格取得につながる
基本知識をつけるためのセミナーも多数行われていますが、なかには介護関係の新たな資格を取得するためのセミナーもあります。
例としては「介護福祉士実務者研修」などが挙げられ、このようなセミナー・研修を修了すれば、知識が得られるだけではなく、国家資格の受験資格が得られます。
研修や講習終了後に実地研修を受ければ、喀痰吸引や経管栄養などの一部の医療的なケアを行うことが可能になるものもあります。痰の吸引などを行うことが可能になると、職場でのアピール力も増し、待遇改善も期待できるでしょう。
4. 本などで読むだけよりもスキルが身につきやすい
本やWEB媒体で得た知識は、あくまで「知識」としてとどまってしまい、実際にやってみようとするとうまくいかないケースが少なくありません。セミナーを受ければ、実際に体を使って学ぶことが多いので、スキルが身につきやすくなります。
5. 受講者同士での情報交換の機会が得られる
意外と見落としがちなのが、受講者同士でコミュニケーションが取れるというメリットです。
セミナー前後に情報交換をすることで、お互いの職場の状況や工夫を知ることができ、今後の業務や自分のスキルアップに役立てることができるでしょう。
介護関係のセミナーにはどんな種類がある?
介護関係のセミナーには、基礎知識を得る目的のものからユニークなものまでいろいろあります。具体的には次のような内容のセミナーが開催されています。
- 食事や口腔ケアに関するセミナー
- 入所者の家族への対応を学ぶセミナー
- 介護職向けの医学知識基礎のセミナー
- 入居者に喜ばれるハンドマッサージのセミナー
- 資格取得のためのセミナー(介護福祉士実務者研修) など
例えば「ハンドマッサージ」のように、一見介護とはあまり関係のない種類のセミナーもありますが、入所者の満足度を高め、よい人間関係を築くには、マッサージのような「心のケア」や「リラックス」につながるスキルの取得も有効なのです。資格が取れるセミナーだけではなく、介護職としてより実践的なスキルを磨くためのユニークなセミナーも上手に活用すると、「付加価値のある」自分を効率的に育てていくことができるでしょう。
セミナーをうまく利用してキャリアアップに
介護職はうまくスキルアップをしていくことで、できる仕事の幅も広がり自分自身のキャリアアップにも役立ちます。セミナーには「資格取得に役立つもの」から「入所者の満足度アップ」につながるスキルの取得までさまざまありますが、今の自分に足りないものを補えるようにと考えると、セミナー選びが容易になるでしょう。上手にセミナーを利用し、自分の付加価値を高めていってください。