「新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」(第1版)

「新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」(第1版)

7月14日、日本在宅介護協会より「在宅介護事業における新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」(第1班)が発行されましたので、その講じるべき具体的な対策についてお知らせ致します
長文になりますこと、お許し下さい。  ご担当の部門を主にご一読頂ければと思います

(1) 各サービス共通
①介護現場の職員
・出勤前に必ず検温を行う。平時より熱が高い場合や、風邪症状、その他体調不良がある場合は、出勤せず速やかに事業所へ連絡する
・健康管理に必要な帳票類を活用し、職員の体調を記録しておくことが望ましい
・自身の家族の健康状態についても確認し、発熱や風邪症状があった際には、事業所へその旨相談を行う
・事業所へ出勤した際は、手洗い・うがい及び手指の消毒を行う
・業務中に体調不良を感じた場合は、事業所管理者へ報告する
・業務開始前、終了後や外出等の後は、手洗い・うがい及び手指の消毒を行う。また、可能であれば業務中においても、こまめに実施することが望ましい
・基本的に、業務中はマスクを着用する。ただし、特に夏場については適切なソーシャルディスタンスの確保等が可能な場合についてはその限りではなく、適宜水分補給等を行い熱中症に注意する。また、事業所はその環境を整備するよう努める
・業務を行う場所では、1~2時間に1回、5分~10分程度の換気を行う
・複数の職場に属する場合は、その旨を事業所へ報告する

②サービスを利用する利用者およびその家族
・サービスを利用するにあたっては、検温を行うとともに、その結果や体調不良等の有無を事業所やその職員へ知らせる

③出入業者
・事業所内への搬入を避け、玄関での受け渡しを行う

 (2)訪問介護サービス
①サービス提供前
・直行直帰型の場合、業務開始前に事業所へ連絡する際、自身の健康状態についても報告する
・利用者に体調不良が見受けられる場合、居宅介護支援事業所等と連携し、サービスの必要性を再度検討の上、最後に訪問するなどの調整を行い、感染防止策を徹底させて必要なサービスの提供を行う

②サービス提供時
・手洗い、うがい、手指消毒を行う
・マスク・エプロンを着用する
・必要時には手袋を着用する
・咳エチケットに注意する
・定期的な換気を行う

③サービス提供後
・手洗い、うがい、手指消毒を行う
・咳エチケットに注意する
・換気の確認を行う
・一回のサービス提供ごとにマスク・エプロンの交換をすることが望ましい
・直行直帰型の場合、終業報告の際に事業所へ自身の健康状態も併せて報告する

■濃厚接触者(感染が疑われる者との濃厚接触が疑われる者)が発生した場合
ア)利用者本人の場合
・濃厚接触者本人・家族より保健所に報告・相談する
・感染拡大を食い止めるため、接触した職員、家族等を把握する
・最終接触から14日間にわたり健康状態を観察することが原則とされているが、詳細な期間等については医師や保健所の指示に従うこと     
・サービスにおいては、原則として家族対応を優先する。家族支援が見込めず、かつ食事の摂取など生命の維持等に関わる場合、生活に必要なサービスを提供することが望ましい。その際は必要に応じて自治体等と相談し、感染防止策を徹底のうえ対応すること

〈サービス提供時の留意点〉
・訪問時間を短縮、その日の最後に訪問するなどの工夫をする
・本人、同居者のマスク着用を徹底する
・マスク、ゴーグルや予防着、手袋、シューズカバー等を着用する
・手洗い、うがい、手指消毒を徹底する
・同居者の部屋を分ける
・共用部分の消毒をする
・洗濯物は仕分けして洗い、完全に乾かす
・サービス時に使用したマスク等のごみは密閉破棄する
・咳エチケットを徹底する
・換気を徹底する

イ)職員の場合
・濃厚接触者本人・家族より保健所に報告・相談する
・感染拡大を食い止めるため、接触した利用者・職員、家族等を把握する
・発熱症状の有無に関わらず自宅待機を行い、職場復帰時期については主治医や保健所の指示に従う

ウ)利用者の同居者の場合
・濃厚接触者本人・家族より保健所に報告・相談する
・感染拡大を食い止めるため、接触した職員等を把握する
・利用者と同居者の部屋を分ける
・共有部分の利用後に手洗い、手指消毒、手袋の交換を行う等、感染拡大を防ぐ
※他、前述の〈サービス提供時の留意点〉と同様

■疑似症感染者(感染が疑われる者;医師が総合的に判断した結果、新型コロナウイルス感染症を疑う者であって、PCR陽性等診断が確定するまでの間の者)または無症状病原体保有者(特段の症状はないが、PCR検査が陽性だった者)が発生した場合
・接触した利用者、職員、家族等を把握し感染拡大を食い止める。
・本人より保健所に相談し、健康状態を観察しつつ自宅待機等の指示を仰ぐ
※他、濃厚接触者が発生した場合と同様

■感染後に退院した方または感染後完治した方へのサービス提供の場合
・主治医の指示に基づき、注意点等の情報を収集する。CMのアセスメント情報 や看護サマリーなども入手することが望ましい
・必要時には自治体と相談する
・再発する可能性があることも考慮し、感染拡大防止に注意してサービスを受け入れできる体制をつくることが望ましい
※他、濃厚接触者が発生した場合と同様

(3) 訪問入浴介護サービス
①出社後
・事業所内の換気を行う
・手洗い、うがい、手指消毒を行う
・マスクを着用する
・清潔なユニホーム等へ着替える
・咳エチケットについて徹底する
・消毒用品等を常備携帯する

②サービス提供時
・サービス提供場所の換気に注意する
・手洗い、うがい、手指消毒を行う
・マスクを着用する
・バイタルチェック(発熱・咳・痰・下痢・発疹や褥瘡の有無・チューブ類の有無など)を行い、利用者の状態を把握する
・バイタルチェック等に使用した体温計や聴診器、パルスオキシメーター等は、使用前後に消毒を行う
・入浴後、除菌効果のある洗剤を使用し、機材等の洗浄・消毒を行う
・爪切りを行う場合は爪切り鋏等を使用前後に消毒する
・タオル等の布巾類は利用者のものを使用するなど、安全で清潔なものを使用することが望ましい

③サービス提供後
・換気の確認を行う
・手洗い、うがい、手指消毒を行う
・マスクを交換するなど、次のサービス提供先への感染を防止するための対策を行う

④帰社後
・事業所内の換気を行う
・手洗い、うがい、手指消毒を行う
・マスクを交換する
・咳エチケットについて徹底する
・入浴車内の換気、清掃、消毒(ハンドル、座席、ドアノブ等)を行う
・備品の消毒を行う
・サービス提供時の服装から着替える
※有料老人ホームなどの施設でサービス提供する場合は、施設の対応に準ずる

(4)通所介護サービス
①出社時
・手洗い、うがい、手指消毒を行う
・マスクを着用する
・事業所内の換気を行う
・清潔なユニホーム等を着用する

②送迎時
・車中を含め、職員及び利用者はマスクを着用する
・お迎え時、利用者の自宅検温結果を確認する(検温未実施の場合はその場で検温を行う。体温計、消毒用品等を車中に携帯しておく)
・体温だけでなく、体調等の確認を行う
・発熱や体調不良がある場合には、利用をお控えいただく。また、介護支援専門員へその旨報告を行う
・乗車時には、手指の消毒を行う
・車窓は、安全を確保した上で適宜開放し換気を行う
・乗車中も必要に応じて、接触頻度の高い場所(手すりやドアハンドル)は、消毒を行う
・事業所到着後、手洗い、うがい、手指消毒を行う

②送迎時
・車中を含め、職員及び利用者はマスクを着用する
・お迎え時、利用者の自宅検温結果を確認する(検温未実施の場合はその場で検温を行う。体温計、消毒用品等を車中に携帯しておく)
・体温だけでなく、体調等の確認を行う
・発熱や体調不良がある場合には、利用をお控えいただく。また、介護支援専門員へその旨報告を行う
・乗車時には、手指の消毒を行う
・車窓は、安全を確保した上で適宜開放し換気を行う
・乗車中も必要に応じて、接触頻度の高い場所(手すりやドアハンドル)は、消毒を行う
・事業所到着後、手洗い、うがい、手指消毒を行う
・送迎後、車内の清掃及び消毒を行う

③事業所内
・利用者間の距離が維持できるように努める
・事業所内の設備備品や物品等、利用者や職員が接触するものは、こまめに消毒を行う(特に入浴時や機能訓練、レクリエーションで使用するもの)
・排泄介助の際には、その場所や備品等について都度消毒を行う

④サービス提供後
・サービス提供時に利用者及び職員が接触したと思われる設備備品や物品等を消毒する
・サービス提供時に着用していたユニホーム等から着替える

以上

著者プロフィール

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若山枢一
海運会社に40年間勤務し、この会社にお世話になっています。
京都生まれの京都育ち、横浜に住んで40年になりますが、未だに関西アクセントの抜けない日々を送っています。
入社以来10年間に亘り内部監査室に在籍し、昨年ソリューション部QM室(品質管理室)に着任しました。
この度、紙面に「内部監査室」のスペースを頂くことになりましたので、誠に恐縮ながら自己紹介を始め、内部監査及び品質管理に関するところを述べさせて頂きたいと思います。

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