体温の不思議

体温の不思議

 

弊社が、体温管理システム「ばいたるイルカ」を開発したのを機に、インターネットで体温について検索してみたところ、大変興味深い記事がたくさんありましたのでご紹介させて頂きます。
下記には、厚生労働省様、東邦大学様、テルモ体温研究所様等各社の掲載記事を引用させて頂いております。

<熱はどこで作られるの?>
人間は、食物の栄養をエネルギーに変えて活動していますが、この際に75%以上が熱に変えられており、その60%は筋肉で作られています。この他、心臓・肝臓・脳などの細胞でも作られておろ、その熱は血液に乗って全身に運ばれています。 マグロは休むことなく高速で泳ぎ続けることによって、筋肉から熱を生み出しています(泳ぎを止めると窒息してしまうので、眠ることがないそうです)。

<なぜ人間の体温は37度前後に保たれているの?>
常に体温を一定に保つよう働いているのが脳の体温調節中枢です。
私たちの身体の熱は、筋肉や脳や肝臓で生産され、血液循環によって体表に運ばれていますが、必要以上に温度が高くならないように、皮膚の表面などから熱を放出しています。  日本人の体温の平均値は、36.6度C~37.2度Cで、これを「平熱」と言います。 なぜ平熱が37度Cに保たれているか、理由はハッキリとは分かっていないとのことですが、食物を体に必要な栄養素に分解するときに酵素が大きな役割を果たしており、この酵素が最も活性化されるのは37度Cの時ですので、体温が37度Cに保たれているのとの説が有力なようです。

<なぜ暑いと汗をかくの? なぜ寒いと体が震えるの?>
脳の体温調整中枢は、暑い時には血管を太くし、血液の流れを多くして体温を下げようとします。皮膚にある汗腺を開いて発汗し、その汗が蒸発する熱で体温を下げようとします。 暑い時に汗をかくのは、皮膚の表面をぬらして熱を逃がして体温を下げるためです。
寒い時には、血管を縮じめて体温を逃さないようにしたり、毛穴を閉じて汗の出るのを防いだりします。顔色が青白く見えるのは、顔の皮膚の血管が収縮して血流が悪くなるためです。寒い時に体が震えるのは、筋肉を動かして体温を上げるためで、小便の後に体が震えるのは、排尿により熱が放出されたために、体の筋肉を震わして体温を上げようとするからです。

<なぜ水銀体温計には42度Cまでしか目盛がないの?>
基本的には、発熱時の体温はおおよそ41.5度C以上には上がらない仕組みになっています。発熱時の体温は41度Cまでで、42度C以上になると体を作っている成分のタンパク質が破壊されます。意識がなくなり、熱中症で42度を超すと死に至ります。ですから体温計には43度Cがないのです。

<なぜ凍死するような冬山で眠たくなるの?>
体温が34度C以下になると血圧が降下し、大脳の活動が低下して呼吸が弱まります。 皮膚が暗紫色になり、身体の硬直、筋肉の痙攣が起こります。 27度C以下になると、意識がなくなり昏睡状態(仮死状態)になります。 20度C以下になると心臓の動きが阻害され死に至ります。 従って、凍死するような冬山で眠たくなるのは、自立神経の働きが鈍くなって眠たく感じるのです。更に体温が下がると昏睡状態になります。

<体温は測る場所で異なります>
人間の体は手足や顔など、末端の温度は季節や環境の影響を受けますが、体の内部の温度は、脳や心臓などの大切な臓器の働きを保つために、高く安定しています。 そこで、簡単に検温できる場所として、脇、口、耳、直腸などがあります。 日本では脇が一般的ですが、口(舌下)で検温する国、直腸内に直接体温計を挿入して測る習慣を持った国もあります。

<恒温動物と変温動物>
人間は、ほとんど体温が変化しない恒温動物ですが、周りの環境によって、体温が変化する変温動物もいます。冬に気温が下がれば冬眠したり、外敵によって体温が変化する例もあるとのことです。  天敵のシマヘビが住み着いている伊豆諸島の神津島と御蔵島のオカダトカゲは、住み着いていない三宅島のトカゲより体温が4度近く高かったそうです。  外敵から逃れるために、体温を上げてシマヘビより素早く疾走するとの研究結果も記載されています。

<発熱とは何度から?>
医学的には、「発熱」は37.5度C以上で、37.5度C~38度Cを「微熱」、38度C以上を「高熱」と定義しています。 しかし、実際には体温には個人差があり、早朝目覚めた時が一番低く、徐々に上昇して夕方にピークを迎え、徐々に低下して夜間の睡眠中には低くなりますが、その変化の範囲は1度C以内ですので、1度C以上上昇している場合には発熱が疑われます。 37度C以上を発熱だと思っている人が多いのは、昔の水銀体温計が37度Cを赤色で表示していたからとのことです。

<最後に>
弊社の発熱管理システムは、厚生労働省の基準に沿った「健康管理システム(ばいたるイルカ)」にバージョンアップされています。 是非一度お試しください。
https://demo.yst-vital.com/

著者プロフィール

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若山枢一
海運会社に40年間勤務し、この会社にお世話になっています。
京都生まれの京都育ち、横浜に住んで40年になりますが、未だに関西アクセントの抜けない日々を送っています。
入社以来10年間に亘り内部監査室に在籍し、昨年ソリューション部QM室(品質管理室)に着任しました。
この度、紙面に「内部監査室」のスペースを頂くことになりましたので、誠に恐縮ながら自己紹介を始め、内部監査及び品質管理に関するところを述べさせて頂きたいと思います。

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